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    歴史の舌触り

    • 2015.03.24 Tuesday
    • 14:49
    2012年3月8日 「南京千両」―西鉄久留米

    「南京千両」の屋台が夜からなので、あまさんにこちらへ連れてきていただく。豚骨ラーメンの元祖、始祖、発祥の店として有名。屋台が昭和十二年創業。

    「南京千両」が元祖だといっても、白濁豚骨のことではない。「南京千両」の創業者が名付け親となる「三九」という店において、偶然の産物として白濁スープが誕生するというのは、ラーメン好きによく知られたところ。和歌山における「井出商店」のエピソードとも同じ。失敗も功を奏して福と成る。「三九」という名が「香門」のように英語の駄洒落だった、のかどうかは知る由もないが。発祥などの詳細はラー博サイトの説明でも読んでください。※1

    南、京、千、両、と大書された暖簾を潜れば、おばさんが一人、静かに微笑んで迎えてくれる。他に客もおらず、店全体が枯れきって、飲食店らしい空気も薄い。わたしの実家の隣家の座敷には、兵隊姿の遺影が並び、独得の匂いがした。あの雰囲気に近い。

    ラーメンも古い味だ。刺激はない。不思議とこの味からも、店と同じ雰囲気を感じる。脂っぽさのないとろんとしたスープ。平打で驚いていたところに今度は縮れ麺。そしてチャーシューは短冊切り。御当地だのなんだのというカテゴライズが頭の中ではらはらと霧散していく。
    美味しい・美味しくないでいえば、ここ「南京千両」の優先順位は下がるだろう。だがここは歴史的遺産、のようなもの。長年続いているということは、客がいて、需要があるということ。所詮は渡り鳥の囀り。

    油脂分が少ないせいか胸にこたえない。グイと飲み干せば、ドンブリの底に現れる双喜。そう、おふたりの言う通り、大勝軒鳳凰や二葉鳳凰、けいすけ龍、虎ジ虎、福寿日本一…などに加える「南京千両双喜紋」ゲット、です。

    店を出る。ラーメン的文化遺産の前で、改めて写真を撮っていると、
    「おう、撮ってやるよ」
    と、おじさんが近づいてきた。おばさんの旦那さんなのか。三人はまるで子供のようにはしゃぎながら恥じらいながら、写真に収まるのだった。

    南京千両
    ラーメン 500円

    ※1
    新横浜ラーメン博物館「久留米ラーメン」

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