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    未来麺図

    • 2014.01.17 Friday
    • 23:25
    〈未来のラーメン〉

    中本

    わたしは基本的に、お休みは取れる時にしか取れない職業ですが、
    お勤めの皆さんも、お正月気分も抜けてお仕事頑張ってることと思います。

    松の内というのは、本来15日までだそうですね。
    なので、昨日からようやくお正月明けです。

    年が明けても振り返り日記ばかりですが、せっかく新年ですので、
    こんな未来予想図(ただの妄想)をUPしときます。


    ・・・・・・・・・・・・
    2020年の新聞記事より。
    ・・・・・・・・・・・・

    オリンピック・パラリンピック選手団、ラーメンに熱い視線!

    連日、熱い戦いが繰り広げられている東京オリンピック。
    参加各国の選手・コーチ、応援団など、多くの外国人の方々が来日しているが、
    彼らから絶賛の声が上がっている。運営の素晴らしさや選手村の快適さに…
    ではなく、日本の国民食とも言うべき食べもの…ラーメンに、である。

    現在、選手村から歩いて5分ほどの場所に「日本ラーメン王国」なる
    イベント施設がある。そこでは、札幌の味噌ラーメン、博多のとんこつラーメン、
    東京の醤油味の中華そば、魚介系のつけ麺など、日本を代表するご当地ラーメン
    15軒が店舗を出しており、どの店も連日行列ができる繁盛ぶりだ。
    各国の応援団や選手、特に、すでに試合の終わった選手は必ず立ち寄るという。

    出店ご当地は「札幌、函館、津軽、燕三条、喜多方、東京(中華そば、つけ麺)、
    富山、京都、和歌山、尾道、徳島、博多、熊本、沖縄」の15ブース。
    各ブースは、それぞれそのご当地の有名店が協力して担当し、
    一部の店舗は期間限定で他のご当地と入れ替わる。

    寒い冬ならわかるが、熱々のラーメンが、なぜここまで外国人を喜ばせたのか。
    日本ラーメン王国の発起人でもあり、ラーメン評論家の大崎裕史氏に訊いた。

    「十数年前から、いわゆる企業系でない日本のラーメン店による、諸外国での
     出店ラッシュが続き、それぞれの国で興味・関心が高まっていました。
     またラーメンには、他の食べものと違って強いインパクトと常習性があります。
     一口食べればその美味しさが伝わるので、食べた経験のない外国の方でも、
     すぐにラーメンの虜になったのではないでしょうか」

    なるほど、懐石などの和食を嗜むには、繊細な味付けや出汁の旨味、
    日本独自の食文化や国民性を理解していないと難しい側面もある。
    ラーメンにはそうした垣根もないから、外国人にも受け容れられたのであろう。

    「アスリートの方々は消費カロリーも大きいので、即効性のある
     補充フードとして欲求が高まったのかもしれませんね(大崎氏)」

    このイベントコンプレックスを立ち上げるにあたり、
    三年という時間が準備に費やされたそうだが、
    そもそもこの企画は、どういったコンセプトで立てられたのか―。

    「もちろん、オリンピックという機会に日本を訪れる外国人の方に、
     気軽にラーメンを知ってもらいたいというのが目的です。
     そしてまず、ラーメンというものには『たくさんのバリエーションが存在する』
     ということを知っていただくべきだと考えました。
     ひとつの味だけがラーメンじゃない、地方によって、人によって、
     無限のラーメン文化があるんだ、という楽しさを理解していただいたら、
     ラーメンを知らない外国人の方でも、必ずやラーメンを好きになって
     もらえると思ったのです(大崎氏)」

    店頭には、カロリー数やアレルギー物質表記はもちろんのこと、
    宗教によっては口に出来ないものもあるため、使用食材も記載してある。
    無料で置かれている小冊子には、各ご当地ラーメンの解説や代表的な店の案内、
    歴史などについて書かれており、持ち帰る外国人も多い。
    日本ラーメン王国のオフィシャルサイトは、今回の参加国すべての言語に
    対応している徹底ぶりだ。

    数日前に金メダルを獲得したフランスの陸上選手・ナルトリーヌさんは
    「わたしはSAPPORO(味噌)がお気に入り。もの凄く熱くて、
     最初はビックリしちゃったけど、この味付けは経験したことがないわ」
    と目を細める。

    ロシアのレスリングコーチ・ラヲータビッチさんは
    1964年の東京オリンピックに選手として出場したメダリスト。
    「当時も東京でラーメンを食べたけど、こんなに凝った料理じゃなかったよ(笑) 
     でも熱くて楽しくてとびきり美味しいってのは変わらないね」
    と、選手時代を懐かしむように微笑んだ。


    大手旅行代理店では、一般社団法人・日本ラーメン協会と組んで、
    ラーメン好きの外国人旅行者をターゲットにした「ラーメン・デイ・プラン」を
    打ち出し、こちらもオリンピック開催前から予約でいっぱいだ。
    これは、専属ガイドとともに1日3軒のラーメン店を巡り、
    その合間に秋葉原や渋谷などの人気スポットを案内するという趣向。
    長年日本に住む、ラーメン好き外国人の通訳ガイドもいるというから驚きだ。

    「選手の皆さんには全力で戦ったことや、たくさんの思い出とともに、
     日本にはラーメンという素晴らしい食文化がある、そのことを持ち帰って
     欲しいと思います(大崎氏)」

    器用に箸を使い、音を立てて麺をすする外国人たち。
    ひと昔前からは信じられない光景だ。
    10年ほど前から「クールジャパン」を掲げてきた日本だが、
    今や熱々のラーメンという「ホットジャパン」が世界中で
    愛される日も近いのかもしれない。

    ・・・・・・・・・・・・

    …という記事が今から10年前、2020年に書かれていた。
    このときに日本を訪れ、ラーメンに魅せられた多くの外国人が
    その後自国でラーメン店を開業し、
    後にIRR(International Ramen Revolution:国際的ラーメン革命)
    と呼ばれる、世界的なラーメンのターニング・イヤーとなった。
    ラーメン目的で来日する外国人の数は年間数十万人にのぼる。

    そしていまやご当地ラーメンどころか「ご当“国”ラーメン」の全盛期。
    日本から発信されたラーメン文化を模倣することから始まった
    IRRというムーヴメントは、各国民性や食材に合うよう改良する動きから、
    やがて独自の発展・進化を遂げて、現在は日本人の想像を絶する麺料理を
    生みだすに至った。
    自国オリジナルのご当国ラーメンを盛り上げるため、支援する国家もあるほど。
    一方で〈本場・日本〉をリスペクトし、そのままの味をウリにする有名店も
    少なくない。そしてそれらはすべて「ラーメン:Ramen」と呼ばれている。
    もはや「ヌードル」の時代は終わったのだ。

    たとえばルイジアナ州では、地元のスープ料理・ガンボと融合した
    辛いラーメンが定番化。ご当州ラーメンとして30店舗ほどが
    “ガンボラーメン”を出している。
    店によって味は異なるが、ガンボには必須食材のオクラ
    (もしくはフィレ・パウダー)のほか、たっぷりの野菜や、
    カキ、ザリガニなどのシーフード、鶏や豚肉などを煮込んだスープに、
    主にモチモチの縮れ太麺をあわせ、一緒に食べる。

    そしてこの7月、現地のチェーン店「ケイジャン・スタイル」が遂に日本初上陸。
    しかも東京と沖縄の2店舗を同時オープンさせるという強気な展開だ。
    基本のガンボラーメン(900円)は、鶏肉入り。
    パリパリに揚げて、崩した麺もトッピングしてある。
    シンプルだが辛くて栄養満点、夏には最高の一杯だ。
    ジンのソーダ割りと一緒に頼みたい。
    もちろんサイドメニューにはジャンバラヤもある。

    「ブイヤベースを源流に持つガンボが日本のラーメンと出会い、オリジナルの
     麺料理となって日本に入ってくるなんてエキサイティングですね。
     以前のような底の浅い観光ラーメンとは違い、この10年ほどで確実に
     料理として融合を果たしました」
    と一押しするのは、海外で“KING”と呼ばれる伝説のラーメン王・石神秀幸氏。
    「ただ日本で展開するには麺の扱いがまだ乱暴。この豪快な魅力を失うことなく、 
     日本人の舌に合うよう、ブラッシュアップすべきですね」と付け加えた。

    かつて東京は、全国各地のご当地ラーメンが食べられる街であったが、
    いまや世界中のラーメンを網羅するラーメン都市へと変貌を遂げた。
    東池袋大勝軒やラーメン二郎三田本店などは、全世界的聖地であり、
    ラーメン世界遺産として巡礼者がひっきりなしに訪れる。
    2022年にアメリカで発行されたベストセラー本「HOW TO JIRO」によって
    どの客もスムーズに“コール”をこなす。いまだ現役のミックジャガーが、
    お忍びで「69‘N’ROLL ONE Liverpool」を訪れたのも記憶に新しい。

    注:「HOW TO JIRO」は現在発売中止。入手困難なレアアイテムとなっている。

    日本における外国人店主のパイオニアである「アイバンラーメン」の
    アイバン・オーキン氏(IVAN RAMEN GROUP代表)はこう語る。
    「10年前は、ラーメンがビジネスになると思って始めた外国人店主も大勢いた。
     でも今は違う。どの国の人も日本が作ったラーメンという食べものに真剣に
     取り組んでいる。山岸マスターや佐野実さんから教えていただいた
     ラーメンspiritを、次世代や世界各地に繋いでいくのがボクの役目」
    彼の店出身の店はアイバン系と称され、全世界から修行希望の問い合わせが
    引きも切らないという。

    「自称・日本で一番ラーメンを食べた外国人」という、どこかで聞いたような
    肩書きを持つブライアンさん(アメリカ)は、20年以上も英語のブログで
    日本のラーメンを世界に向けて発信し続けている。
    彼のブログを読んで日本を訪れ、ラーメンにハマってしまった外国人も多く、
    いまや世界的なラーメンカリスマと言える存在だ。
    しかし彼は静かに首を振り、
    「日本には尊敬するラーメン評論家やラーメンファンがまだまだ大勢います。
     ボクなんてまだ駆け出し、ヒヨッコです」
    と流暢な日本語で語った。記者が謙虚ですねと言うと、
    「そう、日本人の一番いいところは勤勉さと謙虚さですからね」
    と、優しい笑顔をみせた。

    「和食」が無形文化遺産に登録されて以来、世界的な認知度が格段に高まった。
    中でもラーメンは、日本の食文化のみならず日本人の精神文化までをも伝える
    架け橋となっている。
                          (2030年7月 青木)

    ・・・・・・・・・・・・

    ※このテキストはフィクションです。
     登場する名称等はすべて架空のものであり、
     実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。

     また今後もし同様のことが起こっても、一切責任を持ちません(笑)

    画像は昨年閉店し、すでに「過去」となってしまった
    有楽町「ラーメン 中本」のラーメン。


    2014/1/22加筆。
    すでにこのような取り組みが行なわれているのですね。
    いつか大きな実を結びますように…。

    【パリで日本のラーメン試食】NHKニュース
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140119/k10014594271000.html

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